新今宮には、人とのつながりを感じる共同アパートがたくさん。明治の頃、貧困が問題視されていた木賃宿（安宿）の代わりに、日払い可能のアパートという形態で営業が始まったという。ほとんどのアパートは日払い・週払い・月払いが選べ、すぐにでも入居可能。必要なのは印鑑のみ。三畳一間の和室、風呂、トイレ共用が平均的な設備になっていて、中には福祉のサービスや、寝具のレンタルサービスがあるところもあるんだとか。

コミュニティ型アパートメント

簡易宿所をリノベーションして誕生したコミュニティ型アパートメントは、クリエイターの若者とおっちゃんが共同で生活するまったく新しい住空間。建物はきれいに改装されていて、大浴場にサウナ、コワーキングスペース、さらには共同のキッチンも。壁にはカラフルなグラフィティが描かれ、アートを感じられるのも魅力のひとつ。今風でいうシェアハウスのような明るい雰囲気があり、入居者同士のコミュニケーションも活発だ。また、同じ建物に住むおっちゃんが段差を登るのを支えて手伝ってあげたりと、若者たちはちょっとしたヘルパーのような役割も担っているという。

家賃設定は格安でびっくり、29,800円から。「お金がないからやりたいことにチャレンジできない」といった悩みを持つクリエイターをサポートすべく、この金額になっている。youtuber出世払い（家賃援助）というユニークなプランもあり、再生回数に応じて家賃が決定。今後様々なクリエイター向け応援プランも追加される予定だという。「クリエイターとして頑張りたい、シェアハウスをしてみたい」というあなた、ぜひ一度内覧してみてはいかがだろうか。

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