FEATURED CULTURE IN SHIN-IMAMIYA

CULTURE

あいりん総合センター(閉鎖中)

労働・支援

労働福祉に関する様々な課題に対応

約半世紀にわたり労働者を支えてきたあいりん総合センター。新今宮駅前の広大な敷地に建つコンクリート製の巨大な建物は、この街のシンボル的な複合施設。労働福祉に関する様々な課題に対応してきた。



センターの主な機能は、事業者と労働者間の求人求職活動が行われる日雇い労働市場。かつて建物の前には早朝から大勢の労働者が集い、現場に向かうワンボックスカーもまた多く並んだ。ほかにも、労働者のための食堂やシャワールーム、職業紹介や労災・労働相談を提供する西成労働福祉センター、職業安定所、そして上層階には病院と市営住宅が入居していたが、老朽化が進み、耐震性の観点から建て替えが決まった。



旧センターは国、大阪府・市で計画を決めたが、新しいセンターは町会や労働者支援団体なども加わって計画を固めるという。すでに市営住宅と病院は隣接する場所に建て替えられており、数年後には旧センター跡地に新労働施設が建設される予定だ。地区の歴史が染み付いた、聖地ともいえるセンターの解体。それゆえ建て替え反対の活動もある。様々な考えや想いが存在している。


西成労働福祉センター

かつてあいりん総合センター内にあった西成労働福祉センターは、南海電鉄の高架下に仮移転。あいりん地区の日雇い労働者を対象に、職業紹介や求職相談、労災・労働相談、技能講習などの業務が行われている。また、地区内外には求職・住まい・健康・生活などの状況に応じた様々な相談機関が設けられ、必要に応じて支援を受けられる。


MAP


西成区萩之茶屋1丁目11−15



西成区萩之茶屋1丁目3−28


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