FEATURED CULTURE IN SHIN-IMAMIYA

CULTURE

山王こどもセンター

労働・支援

誰でも来れる、ふらっと来れる、みんなの居場所

西成区山王にある山王こどもセンターは、50年以上続く、こどもの遊び場。建物は昔ながらの長屋で、こどもたちの声で賑わう。幼児や小学生はもちろん、中高生からおとなまで、住んでいる地域や障がいの有無に関わらず、「誰でも来れる場所」になっている。


山王こどもセンターは1964(昭和39)年にドイツ人のエリザベス・ストローム宣教師が自宅でこどもを預かったことから始まった。ストローム宣教師定年帰国後、「山王こどもセンター」として、地域のこどもたちにとってより必要とされている学童保育を中心とした活動を進めてきた。おやつやボール遊びなどの昼のプログラムに加え、児童館としての活動の充実をはかる中で、こども会や、勉強会、永信食堂(こども食堂)、こども夜まわり(野宿者を訪問する)取り組みなど、夜のプログラムも実施している。



誰でも立ち寄ることができる食堂にはおとなも多く訪れる*。こどもは黄色いコイン、おとなは青色のコインを取って受付で渡し、こどもは無料、大人は10円以上の募金をカンパ箱に入れるルールになっている。山王こどもセンターは公金と寄付によって運営されている。また、地域の人が段ボールや空き缶などを集めて持ってきてくれるので、それを現金化し、運営資金にまわしてるという。

 


*永信食堂は、一時的に山王おとなセンター前でお弁当をお渡しする形となっております。


MAP

 

西成区山王2-5-4