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将棋

娯楽

将棋盤を置いて向かい合う勝負の場では、誰もが対等

新世界で将棋は庶民的な娯楽として親しまれてきた。昭和の頃、新世界には4から5軒の将棋クラブが軒を連ねたが、現在残っているのは1店だけ。店は今も変わらず盛況で、日雇い労働者から会社の社長まで様々な客が訪れるという。立場は違えど、将棋盤を置いて向かい合う勝負の場では、誰もが対等。気迫を込めて将棋を指す人たちがずらっと並ぶ店内は、いつも独特の迫力に包まれている。ガラス越しに観戦するのも楽しい。

通天閣の足元には、将棋の王将碑がある。これは1969(昭和44)年、明治から昭和初期の将棋棋士・阪田三𠮷の偉業をたたえ、新世界町会連合会により建立されたもの。長年に渡り、新世界のシンボルのひとつとして親しまれてきた王将碑は、地元の人たちにとって今も思い入れの深いスポットになっている。阪田三𠮷はその実力と才能から全国に名を馳せ、1946(昭和21)年の没後も映画「王将」や、歌のモデルとして広く語り継がれた。1955(昭和30)年には日本将棋連盟から名人・王将の称号が贈られた人でもある。