FEATURED CULTURE IN SHIN-IMAMIYA

CULTURE

サポーティブハウス

宿泊

かつての簡易宿所が、生活サポート付き共同住宅に

サポーティブハウスは、生活保護受給者専用の福祉住宅施設。労働者自身の高齢化などにより仕事を失い、野宿生活を余儀なくされるケースが増えてきた。その問題の解決をめざし、支援スタッフにより運営されている。新今宮エリアでは現在8件のサポーティブハウスがあり、その入居者層は高齢者をメインとし、40~80代と年齢は様々。心身的な障がいを持っている方を対象としている施設もある。

取り組み

 

 

 

 

 

 

 

住宅内では日常生活に関するいろいろなサポートが行われる。書類作成や手続きが苦手な人のために、スタッフが区役所まで同行して申請の手伝いもしている。他にも、毎食後などの服薬管理や、希望者向けの配食弁当も。ちなみに値段は一食500円程度。そして一般的な介護付きマンションとの違いは、金銭管理。一方的に預かるのは問題なので、入居者と相談しながら、月の出費額を計算するサービスだ。毎日決まった金額がスタッフから入居者に渡され、無駄遣いを防ぐことができるという。


施設



簡易宿所だった頃の宿泊部屋を一部改装して作られた談話スペースや、バリアフリーのトイレ、浴場。廊下には手すりも付けられている。共用の洗面所にはガスコンロがあり、写真のガス玉は簡易宿所時代の名残。当時は1枚20円のガス玉を入れると3分ほどガスが使える決まりだったが、今は無料で提供されている。



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