西成の街をカラフルに彩るグラフィティプロジェクト。西成出身のHIP HOPアーティスト、SHINGO★西成が総合プロデューサーを務め、在阪アーティストや阪南大学、南海電鉄などが協力する西成発のグラフィティアートプロジェクト。略称は西成WAN（ワン）。

本プロジェクトは、「セピア色のまちを、自分たちで彩ろう」という想いのもと、街のイメージアップと来訪者を増やすことを目的にスタート。これまでに開催されたワークショップには地元のこどもたちが多数参加し、2015（平成27）年１月に第一弾、9月に国内最大級となる第二弾、翌年12月に第三弾の作品が完成。その後も継続して、西成のまちなかに作品を描き続けている。高架下やこどもたちの通学路に描かれた本気の合法アートは、街を鮮やかに彩るだけでなく、ラクガキされやすい場所をラクガキされにくい場所にしたり、不法投棄されにくい場所にしたりと、ポジティブな影響を与えている。

略称の「WAN（ワン）」は、「和」や「輪」をイメージし、街がひとつになり日本全国に広がってほしいという願いが込められている。国内外で個展や作品制作を行うアーティストが参加する、個性あふれるアートをぜひ現地で体感してほしい。

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